炉辺歓談

話の長いヲタクの雑記。

人は死神になれるか。

去る12月8日。

試験期間も終わり、晴れて以前から気になっていた映画『ドクターデスの遺産』を観に行ってきました。

wwws.warnerbros.co.jp

 

公開から1ヶ月。シネコンとは言え田舎の映画館で、いつ公開が終わるかハラハラしていましたが何とか観に行けて良かった…!

12月4日からは全国の上映劇場で、エンドロール終了後に剛さんと岡田健史くんが2人で登壇した大ヒット御礼ひたすらイチャラブ舞台挨拶(語弊)を4分にまとめた特別映像も流れていたので、観に行くのが遅くなって返ってラッキーでした。

綺麗なおじさんが綺麗な若者の真っ直ぐな激熱ラブラブラブラブラブ(以下略)ビームにひたすらパーテーション越しに打ち抜かれ続け、ドギマギしまくってる映像が観られて大変幸せな4分間だった…(*´ω`)ホクホク

www.cinematoday.jp

その時の舞台挨拶の記事&お写真。いやタイトルよw

実際の特別映像では何らかの闇の力が働いたのか()剛さんの「岡田健史とBLやりたい発言」は全カットされており、私は久々に履いたヒールの高いブーツを脱いでスクリーンにぶん投げてやろうかと思ったんですけどまぁそれは良いとして。

うんそうだよそれは良いんだよ、別に私は剛健(語弊)の話をするために睡眠時間を削ってカタカタキーボードを叩いてるわけじゃないんだよ、いや綾野剛の話はしたいしいずれするけれども!?!?!?(あ、するんや)

 

 

『ドクターデスの遺産』は総じてなかなか考えさせられると言うか、鑑賞後の余韻がもの凄い作品で。

色々悶々とした上で長年自分の中で出なかった問いに自分なりの答えが出たので、備忘録としてここに投げておきます。

 

 

***

 

 

まず私がこの作品を、映画館に足を運んでまで観に行こうと思った理由は3つ。

 

1つ目は今年9月に引っ越して、元居た超絶ド田舎(直球)の実家に比べてシネコンが大幅に近くなったため、映画鑑賞に対するハードルが下がったから。

今まではその遠さから、どうしても映画館をアミューズメントパーク扱いしてしまい、映画館での映画鑑賞をまるで一大イベントのように感じていたんですよね。だから観に行く映画も割と「映画館ならではの迫力を感じられる」内容に限定されていたのですが、これではダメだなと。

映画ってもっと、学校の図書館で背表紙が気になった本を手に取るような、そんな感覚で観に行くものなんじゃないかと思い、普段は映画館にまで足を運ばないような内容の本作品を選んだのです。

 

2つ目は、日頃から私の煩悩と駄文に溢れるTwitterを生温かい目で見守って下さっている方はもうご存知かと思いますが、推し俳優に綾野剛が加わったから。

今まで自分の中での知名度は高いながらも、実はお芝居をちゃんと見たのは『亜人』くらいで、ドラマ1クール分の剛さんのお芝居をガッツリ見たことが無かったんですよね。

しかし私は出会ってしまったのだよ、伊吹藍に。(冴えわたる太字)

MIU404で初めてドラマ1クール分のお芝居を目の当たりにし、「何それ綾野剛ヤベェ」という全語彙力を喪失した感想と共に剛さんをめでたく推し俳優に加えた私は「もっとこの役者の芝居が見たい」という欲を出し(通常営業)、1,100円を払って劇場に足を運ぶこととなったのです。

あ、言わないで。大学生は1,500円だろとか言わないで。

金なし大学生は安い日に観に行くんだよ←

 

 

そして3つ目、これが今回の綾野剛と並ぶ最大の理由(並んでんのかい)だったのですが、

「自分が積極的安楽死の法制化について、確固たる意見を持っていなかったから」。

 

未視聴の方にざっくり解説しておくと、『ドクターデスの遺産』は

「終末期を迎え安楽死を望む患者に薬物を投与し、死を与える医師(通称ドクターデス)を連続殺人犯として警察が追う物語」。

これ実はめちゃくちゃタイムリーなテーマで、今年7月にこれに近い事件が現実に起こってるんですよね。ALSを患った方がSNSを通じて医師とやり取りを交わし、自身の殺害を依頼した事件がニュースで大々的に報道されていたのは、記憶に新しい方も多いのではないかと思います。(詳しくはこの辺の記事参照) 

この時も「安楽死」というテーマを巡ってそれなりに議論が巻き起こっていました。ニュースを見て、「もし自分がこの患者の立場だったら」と考えた方も多かったのではないでしょうか。

 

ただ、このテーマを巡って議論が交わされるのは今に始まったことではないんです。

「積極的安楽死を法制化するべきか」というのは医療業界における永遠のテーマなのではないかと思われるほど昔から議論されてきたもので、私自身も将来医療業界に身を置く人間として、何度となくこのテーマについて思いを巡らせたことがあります。

始めは高校の頃、『高瀬舟』を読んだとき。そして大学の推薦入試でのグループディスカッション対策をしたとき。

やっぱり定番なんですよね、「安楽死について自身の意見を述べよ」みたいな。

その時は試験なので、一生懸命知識を詰め込んで他の受験生と渡り合えるようにはしていたものの、所詮は入試対策、自分のありのままの意見よりもハッタリかます方が先決。聞こえが良ければOKな世界(;´・ω・)

入試本番では一人前に知識をひけらかしつつも、実を言うとこのテーマに対して、私は長らく明確な意見を持てないままでいました。

 

 

そんな訳で予告編を見た時に、

「この作品を通して何か自分の中で安楽死に対して確固たる意見を持つことが出来るのではないか?」

と微かに期待を抱いたわけです。それが世論と同じだろうと違っていようと、議論が交わされていることについて自分なりのしっかりとした意見を持っておくのって大事だからね。

 

 

そういう理由もあって、今回私は『ドクターデスの遺産』を観ることとなったのです。

 

 

*** 

 

 

ここからはゆるっとじわっとネタバレを含むので、まだ観ていない、これから観たいと思っている方はご注意下さい。

また、ここで書いていることはあくまで一個人の意見を整理したものです。同意しかねる方も沢山いらっしゃると思いますが、それもまた真だと思って下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観る前は、作品内で積極的安楽死に対して、登場人物同士で何か意見が交わされるのかな?なんて思っていたのですが、予想に反して思いの外ストーリーは淡々と進んでいきました。

この作品のスタンスは、あくまで完全に日本の法律に基づいたスタンス、つまり、

「どんな理由であろうと人を殺すことは犯罪」。

そりゃそうだよね、刑事ものだもん。

 

勿論実際の法律でも、他者の積極的安楽死に加担した場合は「嘱託殺人罪」という殺人罪に問われます。

「さっきから積極的安楽死って言うけど、"積極的"ってなんぞ?」という方のためにここで補足しておくと、安楽死には「積極的安楽死」と「消極的安楽死」の2種類があります。

積極的安楽死は、薬物等を投与して患者を死に至らしめること。

消極的安楽死は、延命装置を外す行為等により患者を死に至らしめること。

後者は法律により犯罪でないことが認められていますが、前者に関しては現行法では犯罪になります。本作品でドクターデスが行っているのは、前者の方、つまり殺人ということになるわけです。

 

 

さて、話を戻しまして。

捜査一課の刑事犬養はバディの高千穂と共にそのドクターデスを追うのですが、彼の考えも一貫して同じ。どんな理由であろうと人を殺すことは犯罪であり、ドクターデスは善意を笠に着て人を殺す薄汚い殺人者と考えています。

ただ「自分の家族が病に苦しみ、"殺して欲しい"と言ったらどうするか」というドクターデスの問いかけに、その考えが揺らぐ場面も。

まあああぁぁぁぁここの剛さんの芝居がピカイチ最高なのですが、それはまた別の機会に話すとして。

 

安楽死に対する作品のスタンスが現行法に基づいている上に、それについて何か具体的な議論がなされることも無いので、とにかく余白が多いんですよね。

観た人がいくらでも考え続けられる。

ドクターデスのような存在は必要悪なのか。積極的安楽死を嘱託殺人とする日本の法律は間違っているのか。「死にたい人を殺した罪」とは。

現に私も鑑賞後、シネコンのスーパーでちびっ子に怪訝な顔で見られながらあつ森のチョコエッグを大量買いしている時も、バスに揺られて帰宅している時も、お風呂に入っている時もずっと考えてました。あ、ちなみにチョコエッグはまだ開けてません。超楽しみ。

 

 

 

そうして考えて考えて考えて出た結論は、

「人が自分で死を選択出来る状態にあるうちは、その選択肢を与えるべきではない」

ということでした。

自分にとっては意外な結論だったかも。どちらかと言うと以前はぼんやりと「日本でも積極的安楽死を合法化してもいいのでは?」くらいに考えていたから。

 

私がこの考えに至る決め手となったのは、犬養の娘沙耶香が、ドクターデスに自分を手にかけることを依頼するシーンでした。

始めはドクターデスに従い死への道を歩もうとする沙耶香ですが、「やっぱりパパと一緒にもっと生きたい」と考え直し、犬養に電話で助けを求めるこのシーン。

このシーンを見て、当たり前だけどこういう可能性ってあるよな、と思ったんですよね。

人間の思考なんて感情と同じで不安定なものだから、例え今の自分が死を選んだとしても、3日後の自分が同じ選択をするとは限らない。3日後は同じ選択をしても、1ヶ月後はどうか。1年後、10年後、20年後は。

そう考えると、人間の選択ほど不安定で不確実なものって無いと思うんです。

 

人生は選択の連続で、人は毎日、毎秒沢山の選択をして自分の人生の方向を決めている。「朝何を食べるか」みたいな小さなことから、「将来どの職業に就くか」みたいな大きなことまで、全てが自分が過去にした選択によって成り立っています。

その中でただ1つだけ修正が効かず、全ての可能性を断ってしまう選択が、「死」なんですよね。

 

もしかしたら自分が死を選んだ翌日に、人生を一気に好転させるような出会いがあったかもしれない。例え難病に苦しみ人生に未来が無いと感じていたとしても、実際に未来が無かったとしても、せめて命尽きるまで精一杯生きることにしがみ付きたいと思うような出会いがあったかもしれない。

でも死を選んでしまえば、その可能性は全て消えるわけです。

 

確かに生きることは辛い。痛みに耐え、苦しみに耐え、悲しみに耐え、地を這うような人生を歩むことを思えば、その辛さから逃れる「死」という選択肢はまさにドクターデスが自称するような「救世主」のように感じるかもしれない。

しかし、人間は絶対に100%正しい選択をすることは出来ない。

そう考えると積極的安楽死を合法化することは、100%正しい選択の出来ない人間に、簡単で、楽で、それでいて100%選び直せない選択肢を与えることになるんじゃないか。

あのシーンを見て、私はそう感じたんです。

 

 

作品内ではドクターデスの主張として、「苦しい思いをして長く病と闘い続け、家族に負担を強いるくらいなら、生きる権利と平等にある"死ぬ権利"を行使してもいいはず」という考えが出てきます。

これは正直、分からんでもない。いざ自分がその立場に立たされたら、「自分の看病から家族を解放してあげたい」という気持ちになるだろうなとは思います。

でもそれでもやっぱり、人間は"死ぬ権利"なんていう大きすぎる権利を持つべきでは無いと思うな。それを持つには、人はあまりに情緒不安定で予測不可能で、弱い生き物だと思うんです。

世界中どこを探しても、明日何が起こるかは分かる人なんていない。分からないうちは、今生きているこの状況にしがみ付くのが、人間という弱い生き物に出来る最大限なんじゃないかな。

なんて、思ってみたり。

 

人は間違える生き物。だからどんな状況であれ、自分に対しても他人に対しても、 「死」を与える権限を持つべきではない。

人は死神にはなれない。その弱さこそが、人を人たらしめる所以なんだろうな。

 

 

 

先程「本作品には余白が多い」と書きましたが、ラストも何と言うか、すっきりしたようですっきりしない終わり方なんですよね。

最終的にドクターデスは殺人罪で逮捕されるわけですが、最後の方のシーン、拘置所で彼女は自分が今まで手にかけてきた人々が自分に対して述べた感謝の言葉を回想し、彼らに安らかな眠りを願うんです。

どんな罪に問われようとも、彼女がその罪を悔い改めることは無いんですよ。だってみんなから感謝されてるし。人の役に立ってるし。

高千穂の台詞「この事件、被害者ってどこにいるんですかね?」もそうでしたが、とにかく悶々として、その悶々とした感情を観た人が自分でゆっくり整理していくしかない、そんな映画でした。

 

テーマから考えるともう少し悲壮感に満ちたストーリーになったりもするのかなと思っていたのですが、実際は割と疾走感のある作りになっています。Alexandrosが歌う主題歌の『Beast』もかっちょいいハードロックだしね。

youtu.be

 

主演俳優贔屓無しで見ても、面白い作品だったように思います。

年の暮れに明転した劇場で悶々と考え込みたい方(そんな方がいるのかどうかはさて置いて)は、まだ上映しているようなので是非観に行ってみてはいかがでしょうか。

 

似てそうで似てなくて、でもそっくりな2人のお話

 

2020年5月25日、月曜日。

めめこじによる朝からのTBSジャックに始まり、19時からの『アイ・アム・冒険少年』初回3時間スペシャル。

皆様、本当に本当に、お疲れ様でございましたm(_ _)m

 

 

グループとしてではない、初めての外部番組レギュラー出演の初回ということもあり、2人はもちろんのこと我々めめこじ厨にとっても大きな1日になったんじゃないでしょうか。

 

昨日は本当に朝から晩までとにかく供給過多で、何なら前日に上がった島動画に始まり、当日も公式垢さんによる電波ジャック終わりの2人の映像、楽屋別々の2人の島動画、そして楽屋別々のはずなのになぜか同じ楽屋でソーシャルディスタンスを保っているふりをするweiboストーリーお写真…

朝からの電波ジャックでも、隣にいるのかリモートにも関わらず目線を合わせ笑い合うめめこじ、田中さんがいない中での2人きりの番宣もありましたね(`・ω・´)

そして本放送のココナッツ割り…

いや申し訳ないけれど私は永遠に引きずるよ、あのココナッツ割り!!!!

 

とにかく普段なら1年以上かけて摂取する量のめめこじをたった1日で摂取し、オーバードーズ気味のめめこじ厨まりもです……こんな日が来るとは、昨夏めめこじを気になり始めた頃には全く想像してなかった………

 

 

 

Twitterの方では日々めめこじに荒ぶり、恐らくそろそろフォロワーさんからは「めめこじの人」として認知されてそうなレベルでめちゃくちゃめめこじの話をしている私ですが、ブログはあまり書かないタイプというのもあって、今まで一度もめめこじに関する記事は書いたことがありません。

 

その最大の理由が、「めめこじを長文で語れる自信が無いから」。

 

Twitterは140字だから何とかなるのであって、これが文字数ほぼ無制限、みたいになったら話があちこち行った上に燃料切れでジャングルの奥地に不時着しそうで、そんなスキルであの素晴らしい、可能性と可能性が奇跡の出会いを遂げたみたいなコンビを語るのは申し訳ないなと…

 

そんな訳で今までめめこじに関する記事を書くことは避けていた私ですが、めめこじが「めめこじ」として世間に放たれた記念すべき日を迎え、多幸感に包まれている今、これは今こそめめこじの記事を上げなければなるまい…

ということで、今日はそんな愛すべき、”似てそうで似てなくて、でもそっくりな2人”のお話をしたいと思います(*'ω'*)

 

 

 

めめこじを語るにあたって、まず「めめこじって何だ?」という話になると思いますが、それは知りません!!!(走り出しからいきなり転倒)

 

端的に言うと、「めめこじ」はSnow Manのメンバー、向井康二目黒蓮からなるコンビ。

 

同期?同期じゃないよ。

康二くんの方が3歳年上で、4年先輩です。

 

シンメ?シンメじゃないよ。

康二くんは今に至るまで色々な子達とシンメを組んできましたし、目黒さんは入所当時から原くん(現・宇宙Six)というシンメがいました。

 

出身地が同じ?いえいえ、全く違います。

康二くんは奈良で、目黒さんは東京。

 

活躍するフィールドが同じ?いえいえ、全く違います。

ジャニーズWESTのメンバーが抜けた後の関西Jr.を立て直し、最前線に立って引っ張ってきた人気者の康二くんに対して、東京Jr.では無名ではなかったとは言え、目黒さんはあまり前に出る存在ではありませんでした。

 

あ、じゃあグループ内で特に仲良しなコンビだ!

……という訳でもないです。Snow Manは9人全員が仲良しで、36通りのコンビに36通りの魅力があります。

康二くんがよくご飯に行くのは、ふっかさんや舘様。目黒さんが一緒に帰ってあげたり、よく面倒を見ているのはラウちゃん。

 

 

 

え、じゃあ、めめこじって何???

 

 

だから言ったでしょう、知りませんって(笑)

仲が良いコンビ、その一言だけでは片付けられないのが、「めめこじ」なんです。

 

 

…はい、無事着地出来ましたね!

最後まで読んで頂きありがとうございました、とかなる訳ないじゃないですか私が普段からどんだけめめこじにデカくて重い愛を送ってると思ってるんだ(。-`ω-)←

ということで、ここからは私の私による私のための「めめこじのエモいポイント」というのを、不時着覚悟で懇々と語って参りたいと思います。

 

 

 

 

①入所の差がエモい。

康二くんの入所は、2006年10月8日。

タイでのタッキーのお仕事にジャニーさんが同行した際、訪れたムエタイジムに飾られてあった康二くんとお兄さんのお写真を目にし、向井家に電話をかけてスカウトされたことがきっかけという、所謂”エリート入所”です。

これに対して目黒さんの入所は、2010年10月30日。

珍しく大勢のJr.が一気に入ってきたと言われるこの年、Sexy Zone佐藤勝利くんらと共に入所しました。

この年の12月末にNHKホールで行われたのが、『年末ヤング東西歌合戦!東西Jr.選抜第集合2020!』。これが目黒さんの入所後初ステージとなります。

ステージ上でNYCが「よく遊びよく学べ」を歌う中、バックに4階建てのJr.マンションが登場し、その最上階にいた名入りのタオルを持った当時13歳の目黒さん。

テレビカメラも入っていた公演でうちにも録画データが残っているのですが、目黒さん、ほんっっっとに見つけられません(;´∀`)笑

ただ漢字のフォルムが特徴的なので、辛うじてタオルに書かれてある名前で視認できるレベル。

ステージ上に立つJr.やマンション1、2階くらいまではカメラにしっかり映るのですが、上の方のJr.は引きも引き、めちゃくちゃ引きでしか映らないんですよね…そんな場所が、目黒さんのスタート地点でした。

 

それに対し、入所から4年経っていた康二くんは関西ジャニーズJr.のグループ、Shadow WESTの一員としてステージ上でマイクを持ち、先輩方の後ろで歌わせてもらえるような立ち位置にいました。

さすがに名前まで出ることは無かったと思いますが、当時の相方くんと共にキラキラした衣装を着せてもらい、現在のジャニーズWESTのメンバー、重岡くんや神山くんと共に踊る姿が映像に残っています。

 

かたやJr.マンションの最上階、かたやステージ上の錚々たる先輩の真後ろ。

これがめめこじの、本当の本当の始まりでした。

 

 

…それが今やこれですよ。 

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(2020.4.20放送の『アイ・アム・冒険少年』にて遂にTBSがすっぱ抜いた、カメラがあることを知らない状態での2人、通称”楽屋のめめこじ”)

 

いやーーー、エモいね!!!はちゃめちゃにエモい!!!!

これだからジャニーズは最高なんですよほんと!!!!

完全なる先輩と後輩、立ち位置もまるで違う、少しでも何かが違えば一生会うことが無かったであろう2人が今、ゴールデンタイム枠のバラエティ番組にレギュラー出演しているというこの事実が、めめこじのエモい所なんですよね…

 

 

 

②出会い方がエモい。

そんな立ち位置もまるで違った2人の人生が交叉することとなったのが、2016年10月に梅田芸術劇場で行われた『JOHNNY'S Future WORLD』でした。

この時のことを目黒さんはのちに2019年5月のすの日常で、

「康二くんは俺よりもずっとずっと人気者でレベルも違うのに、偉そうにすることなく、ほんとに優しくしてくれて仲良くしてくれた」

と語っています。

この時期に取材があった雑誌ではよくお互いの名前を出しており、双方東京や大阪に行くことがあれば必ず連絡を取ること、めぐきゅん・康二きゅんと呼び合っていること、目黒さんは康二くんとステージ上で目が合う演目がお気に入りだったこと、そして康二くんは目黒さんのことを「高身長で、目の二重具合を除いてはオレよりイケメン」と評していたり。

 

…え、もうこの時点で既にキャパオーバーだって???

知ってるよそんなの!!!こっちだってもう既に300回くらいキャパオーバー迎えてんのよ!!!そのキャパをどんどん増やしまくってめめこじ愛でてんのよ!!!(半ギレ)

 

そして更にヲタクのキャパシティを飽和させる事案が、

この『JOHNNY'S Future WORLD』の公演が終了して東京に帰る際、

「バイバイするの寂しいね、また会おうね」

という約束を交わし、ツーショット写真まで撮っているということ。

(※こちらのエピも2019年5月のすの日常で目黒さん自身が語っており、その時の貴重なお写真も載せて下さっているのですが、掲載期限の関係で現在はもう見ることが出来なくなっています(´;ω;`)

今のテクノカットとは全く違う、前髪が重くてちょっともっさりしたヘアスタイルに、殴ると人が死にそうな(言い方w)ごりっごりの指輪をした10代の目黒さんと、今とほとんど変わらない萌え袖のきゃわきゃわ康二くんが肩を組んで写っていました^^)

 

 

再会の約束をした3年後に同じグループに入るコンビ、

エッッッッモくないですか?????

おまけにその1年後にそのグループでデビューですよ、いや、ほんと、もうね…(急速に無くなる語彙力)

 

 

そんな経緯があってのグループ加入なので、当然加入当初の目黒さんは超超超強火同担拒否向井担です(笑)

ヲタクですら「重いな…w」と思うレベルだったのですが、それはまた次のお話で。

 

 

 

③関係性がエモい。

2019年1月、2人はSnow Manの一員になります。

先程から長々と話してきたように、加入前から交流のあった2人。当然加入後もびったびたに引っ付いてるかと思いきや、意外や意外、びったびたに引っ付いています(全然意外じゃない)

Snow ManとしてのISLAND TV初投稿動画から、もうすでにこの距離感。

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おっと2人近くない…?

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えぇ…???

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いや近いなんてもんじゃねぇわコレ(白目)

これはもう客観的に見ると仲良しコンビ確定なんですが、実はこの時、2人は同じく新加入のラウちゃんと共に、3人でしょっぴーを追いかけていました。なんでや(笑)

しかし加入前のよしみもあり、目黒さんの矢印はしょっぴーから次第に康二くんへと向いていきます。すの日常では毎月のように康二くんのお名前が登場し、新規エピをどっかどっかと供給してヲタクにマウントを取ってくる目黒蓮

康二くんは相変わらずで、カメラ回ってない時の方がひっつき虫だからね。

2人で飯行くときとか、道歩いてたらひっつきすぎて腕に腕あたるから、振り払うんだけどめちゃくちゃ甘えてくる笑

ほんと甘えんぼ。笑

ニコニコしながら、では失礼しまぁすみたいに添い寝してきたり、上に覆いかぶさってくるんだよ?笑

ほんとに康二くんと今一緒にいれて、俺は嬉しい。

 

 

おいヲタク生きてるか!!!!ヲタク!!!!!死ぬなヲタク!!!!!!

俺たちはもう目黒蓮の夢女子なんかにはなれやしないんだ!!!!!!!

めめこじは、出会ってしまったんだよ!!!!!!!(大の字)

 

 

その他にも心配だからと上京したての康二くんをホテルまで送って見えなくなるまで互いに手を振り合ったり、康二くんの出演舞台をメンバーカラーであるオレンジの服を着て観劇したり、康二くんの誕生日にはめめ日で「死ぬまで誕生日祝いたい」と公言したり、「俺は康二くんの笑顔と、康二くんらしさを陰ながらずっと守っていく」と宣言したり、お化け屋敷に入りひーくんに抱きかかえられた康二くんの映像をしかめ面で見つめたり、ふっかさんに顎クイされた康二くんを泣きそうな顔で見上げてたり、もうここに上げ出したら止まらないくらい目黒さん激重強火同担拒否向井担エピが存在するのですが、それは多分めめこじの識者達がどこかでまとめて下さっていると思うのでそちらを参照して頂くとして(長文の末丸投げ)

 

これだけ康二くんに熱を上げまくっていた目黒さんですが、その頃当の康二くんはと言うと、ラウちゃんと共にしょっぴーを取り合ってました。なんでや(笑)

 

とは言え全力で愛を向けられると、それに全力で応えるのが向井康二

当然康二くんの矢印も目黒さんへと向けられていったのが、めめこじのヲタクがしばしば懐古する2019年夏のこと。通称、めめこじ最盛期です。

(個人的には今まさにこの最盛期を塗り替えようとしている気はするのですが、この頃最高にべったべたしてたことは間違いないです。)

 

目黒さん良かったね!!!康二くんと両想いになれたね!!!嬉しいね!!!(滝涙)

なんてヲタクが思っていたのも束の間、秋頃に「康二が最近重い(笑)」とか言い始めた目黒さん。なんでや(笑)

康二くんもその気配を察知し、各誌で「めめが冷たい」とこぼすようになります。

最近は甘えても「気持ち悪い」って言われる。前は頭なでなでしてくれたのに…

最初は優しかったのに…最初だけなのよ、この子!

 

めめこじの間に不穏な空気が流れ始めたことを察知したヲタクの元に投下された、恐らく今後長く語り継がれるであろうWiNK UPさんのコンビ名鑑。

康二くんの「最近全然絡んでない。ほんまに付き合い悪いもん。」に始まり、康二くんが最近蹴りを入れてきて暴力的になってきたため、目黒さんが距離を取っていることが明らかになり、全めめこじのヲタクは震撼します。その震度、6強

いいですか皆さん、震度6強というと、家屋の倒壊が30%、山崩れ・地割れが起こり、多くの人は立っていられないレベルですよ。(そんなことはどうでもいい)

 

所謂”めめこじ倦怠期”突入です。

 

そんなこんなでしばらくは康二くんによる「めめが冷たい」アピールは続き、遂に放し飼い宣言がなされることになります。

 

めめはもう、好きに生きてくれ(笑)

 

 

なんでや!!!!!!!(号泣)

 

 

でもこれお気付きかもしれませんが、ほとんどの発言が康二くん発信なんですよね。

現にこの期間も、目黒さんは言葉の端々に康二くんに対する優しさや思いやる気持ちが伺われる発言をよくしていたのですが、残念ながら康二くんには届かず(´;ω;`)

なぜなら何と言ったって、目黒さんの愛情表現は分かりづらい!!!ww

親しい人ほどツンツンする!すぐ「気持ち悪い」とか言う!!好きな人にほど「バーカバーカ」って言う!!!なんでや(笑)

恐らく康二くんははっきりと分かりやすい愛情を注いでくれないと、愛情注がれてるって分からないタイプなんですよね(*´ω`)

だからこの時期は本当に、「めめが冷たくなった」って思ってたんだろうなぁ…

まぁ実際は康二くん、空き時間一緒に過ごす約束をしていたのに藤井の流星くんとの用事を思い出してドタキャンしたり、康二くん宅に沢山後輩くんたちが出入りしてることを目黒さんが「寂しいから後輩集めてんだろうな(笑)」と切り捨てていたり、割と単に目黒さんが嫉妬してたんじゃないかと私は思ってるんですけど、これはあくまで個人の見解なので聞き流しておいて下さい(笑)

因みにご本人の意見を尊重しておくと、目黒さんは「全く嫉妬しないタイプ」だそうですHAHAHAHAHAHAHAHAHAH()

 

ヲタクもよく分からないまま勝手に倦怠期を迎えためめこじでしたが、途中からじわじわと康二くんの発言が変化し始めます。

(目黒は)オレに興味ないふりしてるけど、意外と興味ある(笑)

 

遂に気付いた向井康二!!!\( 'ω')/

そりゃそうですよ、何で興味ない人にわざわざ「誰とご飯に行くの?」とか聞くのよw

 

これは倦怠期(半年持たず)も終わりか…?と思われた時に公式媒体が次々と彼らの可能性に気付き始めるのですが、それは次のお話に入れます。

ここまで私の死ぬほど長ったらしいめめこじ語りを読んで頂いた方はもうお分かりかと思いますが、この2人、関係性が全く安定しない!!!

近付いたり離れたり、でもその根底には常に”お互いへの尊敬と信頼”が感じられるんですよね。それが、どんな時もこの2人を推し続けてしまう理由の1つなのかもしれません。

 

 

 

④親和性がエモい。

ここまで私は懇々とめめこじの歴史みたいなものを語ってきましたが、最初に申し上げたように、仲が良いコンビ、その一言だけでは片付けられないのが、「めめこじ」なんです。

 

何せこの2人、テレビ的な親和性がめちゃくちゃ高いんです。

 

まず身長差。康二くんは目黒さんよりも約10cm小さいのですが、これは男性が考えるカップルの理想の身長差なんですよね。はい、エモい。(強制終了)

次に、ビジュアルが真逆なこと。今述べた身長差はもちろんのこと、面長と丸顔、たれ目とつり目、くせ毛とストレート、ごつい体格と華奢な体格。ここまで被らない2人が並ぶと、映りとして凄く見栄えが良いと思うんです。

真逆なのはビジュアルだけじゃありません。平均より高くて少しハスキーな声の康二くんに対し、目黒さんは低く響く声。

キャラクターも真逆です。繊細で寂しがりで人懐こく、よく喋る康二くんに対し、気が強くマイペースで、口数は少ない目黒さん。

 

ここまで違うのに、なぜかこの2人は引きで見るととてもよく似てるんです。

「んなアホなw」って思うじゃないですか、実際に鏡に映ったことで左右が逆転し、分け目が左になってしまった画質粗めの康二くんを、大勢の目黒担が目黒さんに空目するという事案が発生したことがあります(笑)

一緒にいるうちに醸し出す雰囲気が似てきたのかな…でも2人が並ぶと、全然違うんですよね。

そんな不思議な2人の絶対的な共通点が、努力家で真面目だということ。

 

なんてエモいんだ!!!!!!!!!

そりゃあ公式媒体も気付くわ…

 

 

と、言うことで案の定見つかりました。

始まりは2020年1月26日にあった、『Snow Man9人による9時間生配信』だったんじゃないかと、私は思っています。

まぁ9時間生配信のめめこじエモポイントを語り出すとそれはそれで終わらなくなるので割愛させて頂きますが、ご存知の通り康二くんはここで初めて目黒さんとお揃いの髪型を披露した訳です。めめこじのヲタク、開始1分でガッツポーズ。

恐らくこの時は、康二くん自ら目黒さんに髪型を寄せてセットしたと思うんです。

終盤には実は分け目が逆になっていたという事実に気が付き、ちょっと落ち込んだ康二くんでしたが、ここからめめこじに大人たちが動き始めます。

 

2月28日に発表されたSnow Manの初冠番組のロケらしき目撃情報が3月1日に上がり、まぁ私はこんな感じで無事死んでいたのですが、

まだこの段階では非公式だったのでとりあえずそれはさておき。

 

3月20日に実施された『YouTube2時間生配信』では、康二くん自身が下ろすことを選択した前髪を、スタイリストさんが上げます。

その上オープニングで隣同士に並べられるめめこじ。

「スタッフさんも多分この下り狙ってんだよね(笑)」とやたらドヤ顔で言う目黒蓮

沸き立つめめこじのヲタク。

 

そして3月25日、初冠番組の初回放送でひたすらわきゃわきゃするめめこじのロケが遂に世に放たれることとなりました。

現在はそのVTR長尺版がParaviで配信されていますね。

 

全人類に見て欲しい、

このめめこじの親和性!!!!!!!

 

ということで、リンク貼っときます(*'ω'*)b

www.paravi.jp

 

 

もしや公式媒体がめめこじに気付き始めた………?

とヲタクがざわざわし始めたところで3月31日、『アイ・アム・冒険少年』レギュラー化に伴いめめこじがレギュラー出演することが発表されます。

まりもさん、大パニック

 

 

なんか当時の自分のツイ見てるのってめちゃくちゃ面白いよね(笑)

 

そういう訳で天下のTBS様にめめこじが見つかったことはもう確定だったのですが、コンビ名鑑でヲタクを震撼させたWiNK UP様にも、めめこじは見つかります。

突然始まる、『めめこじ通信』

(↑びっくりするけどこれ、ヲタクの通称でも何でもなく連載の公式名称)

 

W誌さん

「毎月違うめめこじの不思議な距離感を、距離感メーターにして報告します!」

 

ヲタク

「??????」

 

いやぁほんと…びっくりしたよねあの時は…急いでW誌買ったもんね……(遠い目)

 

 

あとはもう皆様ご存知の通りですよね。

楽屋の隠し撮りめめこじやらブランチやら、昨今の供給過多を経て、記念すべき2020年5月25日に至る訳です。

 

 

 

ここからはあくまで私の希望的観測でしかないけれど、きっと2人の可能性はこんなもんじゃないと思うんです。

それぞれが可能性を秘めたアイドルであることは間違い無いんだけれど、2人揃った時にお互いがお互いの良さを引き出しているのが感じられて。

バラエティに慣れた康二くんの挨拶から動き、その1つ1つを真似しながら一生懸命ついていく目黒さんには、以前はあまり無かった「弟感」みたいなものが感じられるんですよね。

直近のめめこじ通信でも「康二と一緒だとやりやすい。オレがありのままでいられる。」と言っていたように、きっと康二くんが上京してきたばかりの時の”守ってあげないといけない存在”から”頼って甘えられる存在”に変わってきたんじゃないかな…なんと思っていて。

まぁそれにしてもあのカップル感は何なんだって話ですけど(笑)

 

正直めめこじが公式媒体に見つかり始めた頃、私はどこかそれを真っ直ぐには受け止めきれないところがありました。

「コンビ売り」って、結構リスクを孕んでるんですよね。

人気が出れば出るほど「そのコンビ以外有り得ない」みたいな過激な考えの方たちも出てくるかもしれないし、何より本人達があまりにもセットとして扱われてしまうことに嫌気がさす可能性があって。そういった例は事務所外ですが過去にいくつか見てきたので、ちょっと不安だったんです。

 

でも今はもう、とにかくこの2人には行ける所まで行って欲しい!!!

 

令和を代表すると言っても過言では無いような最高のコンビになって欲しいし、「めめこじ」から入ってSnow Manを好きになる人がいても良いと思うんです。

ユニット曲も歌って欲しいし、ドラマや映画で共演もして欲しい、雑誌の表紙を2人で飾るのも良い。

沢山の人にこの2人の素敵な関係性、親和性の高さ、この2人にしか作り出せない見事な調和を知ってもらいたい!(>人<)

『アイ・アム・冒険少年』は、その第1歩なんじゃないかな、と私は思っています。

 

 

 

と、いうことで、極力簡潔にまとめたかったのですが、この時点で約9300字(;・∀・)

まさに某誌の1万字インタビューみたいな文字数になってしまいましたが、この辺でまりものめめこじ語りを終えておこうと思います。

因みにこの記事で触れさせて頂いためめこじエピは、ほんの一部に過ぎないので…掘れば掘る程出てくるのがめめこじエピなので、気になった方は是非パブサするなどして、果てしないめめこじの森へと迷い込んでみて下さいね(沼に突き落とす仕草)

 

超超超長文にお付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

最初からゴールを決めるような中途半端なグループじゃない

 

この9人が今後「ホント、俺らよくやったよね」って思える瞬間がどこのどんな景色なのかということを俺は知りたい。

可能性は俺らが決めなきゃ。

 

昨年12月に発売されたSTAGE naviでひーくんが語っていたこの言葉を、私はよく覚えています。

タイトルに据えたのは、長々と熱く語ったひーくんの言葉をふっかさんが直後に簡潔にまとめたものの大意。

ひーくんの覚悟に加え、ふっかさんとの夫婦のような連携が見えた気がして、私の中でとても印象に残っている言葉です。

 

 

ひーくん。Snow Manのパパ、ひーくん。

身体が大きい割には乙女嗜好で、笑顔がとびきり可愛いひーくん。

 

この雑誌が発売された約3ヶ月後の今日、あなたの謹慎処分が決定しました。

 

 

 

覚悟はしていました。でもやっぱりいざ決まると、辛いものだね。

あなたがSnow Manに不必要な存在だったら、何の役にも立たない存在だったら、

居ても居なくても誰も気にしない存在だったら、どんなに良かったか。

「足を引っ張るなら外れて欲しい」

そうはっきりと言えるような存在だったら、どんなに良かったか。

 

でもあなたは違う。あなたは名ばかりのリーダーじゃない。

どんなに欲目を捨てて見ても、岩本照はSnow Manに必要不可欠な存在なんです。

誰もが自分にしか出来ない役割を果たしている、そんな子達の集まりだから、私はSnow Manが大好きで、9人いても一人一人が同じくらいに大好きなの。

 

 

小さい頃からダンスに打ち込んできたひーくんの考える振付は、とても魅力的です。

Snow Manのダンスを支えているのは、お世辞抜きであなただと思う。

踊りの上手い9人の中でも一番美しく、正確で軽快。

V6の三宅健くんが絶賛していた”余韻残しの指”、私も大好きです。

たまに出るんだよね、あれ癖かな…

メンバーには、「何か出してるみたい」って言われてたね(笑)

 

『Ⅵ Guys Snow Man』や『Crazy F-R-E-S-H Beat』、『Cry Out』。

あなたの考えた振付には、良い意味で一貫性が無い。

曲に合わせて全く異なるタイプの振付で、作ったのがひーくんだと後から聞いてびっくりするものばかりです。

でも手話を入れたり、振付に意味を持たせているのがとても面白くて。

中でもCFBの最初が「VRを付けている」という振りなのはびっくりしたなぁ…

あと、Guysの ”Na Na Na Na...” で指をさして笑う振付も大好き。

 

だから、あなたが抜けている間、一番心配なのはSnow Manのダンス面です。

ひーくんがセンターを担っている曲も多いし、かなり大幅なフォーメーションチェンジが行われることになるかもしれない。

抜けた穴をそのままにしておくほど、Snow Manのパフォーマンスは甘くない。甘くあって欲しくない。

フォーメーションの綺麗さを大切にしているグループだからこそ、「誰かがいたはずの穴」をお客さんに見せる訳にはいかないと思うから。

 

例え始めからあなたが居なかったようなフォーメーションが組まれ、何事も無かったかのようにパフォーマンスが行われたとしても。

それでも、ダンス面においてひーくんがいなくなることは、これから外の世界へ出て色々な人達にその魅力を知ってもらおうとするSnow Manにとって大きな打撃になると思います。

 

 

 

これを言うと後出しじゃんけんのようになるかもしれないけれど、

正直、過去のことが出てくるのは時間の問題だと思っていました。

 

私がまだ彼らの先輩グループを推していた時代、Snow Manの一部のメンバーに浮ついた行動が見られるというのは比較的有名な話だったから。

だから当時は、あまり彼らのことが好きじゃなかった。

襟足も前髪も長い髪型に、ブーツにデニムに黒の革ジャンにアクセサリーをジャラジャラ付けて、派手な子達だなと思っていた。(もちろん阿部ちゃん以外)

何が良いんだろう、とすら思っていました。

 

けれど、私が目黒さんを通して再び彼らとめぐり逢い、久しぶりに見た彼らはとても大人で魅力的で、個性溢れる人達になっていた。

滝沢歌舞伎の名前を引き継いで座長として舞台に立ち、キラキラ輝くジャニーズJr.のトップに上り詰めていた。

 

細面でひょろっとしていた阿部ちゃんは、いつの間にか院卒気象予報士アイドルに。

変な髪型だったさっくんは、いつの間にかめちゃくちゃ騒がしいアニヲタに。

弱そうな泣き虫ちゃんのイメージだったふっかは、いつの間にかいじられ役を担いMCとしてグループをまとめる立場に。

特にこれと言って印象の無かった舘様は、いつの間にか強烈なロイヤルキャラに。

チャラいの代名詞だったしょっぴーは、いつの間にかバブみの強い美容ヲタクに。

一昔前の韓国のアイドルみたいな髪型で細身だったひーくんは、いつの間にかジャニーズ随一の肉体美を持つ大人の男に。

 

そして6人全員が、新たに加入することになった3人を温かく受け入れ、支え、家族のように包み込んでた。

今では、その3人に支えてもらうことも増えたかもしれないね。

とにかくみんながみんな、ちゃんとSnow Manにとって必要不可欠な存在になっていた。

 

だから私はそんな彼らの”今”を、心の底から大好きになったんです。

彼らが紡いでいく”未来”を、応援したくなったんです。

 

 

それでも絶対に、どんなに努力しても変えられない”過去”は、やっぱり永遠に追ってくるもので。

 

 

きついよね…本当に。

 

人として間違ったことをしたのは事実だし、擁護するつもりは無いけれど、

それでも彼の”過去”がグループ全体にとてつもない影響を与えるのは本当にきつい。

 

 

ついこの間、やっと走り出したところなのに。

やっとスタートダッシュが切れたところだったのに。

めめさんの「ニキ」なのに。

康二くんの「お兄ちゃん」なのに。

ラウちゃんの「パパ」なのに。

Snow Manのリーダーなのに。

 

デビューしたばかりで各方面にグループを売り出していかなければならないこの時期に、どれだけの損失が出るかと思うとかなり辛いです。

9人で決まっていた仕事もあっただろうに、めちゃくちゃ悔しい。

悔しいけれど、それがグループだから。

1人じゃ叶えられないような大きな夢を叶えられる分、1人じゃ縁が無かったような大きな挫折を味わうのが、グループだから。

 

 

恐らくこれから、今日失ったチャンスを突き付けられることが増えてくると思う。

掴めたはずのお仕事を、別の子達がやっているのを目の当たりにすることもあると思う。

その度にきっと皆悔しくて悔しくてたまらない気持ちになると思う。

もしかしたら、ひーくんを恨むかも。

過去のこととは言え、許せない気持ちになるかもしれない。

 

 

けれどそれでも、Snow Manは絶対に壊れないと思うんです。

だって今までのグループが全部無くなってしまったふっかさんが、このグループだけは守りたいと、8年もの間必死に守り続けてきたグループだから。

そんなふっかさんの「これからはみんなでSnow Manを守っていかなければいけない」という言葉に、康二くんが「守ってみせよう」と誓ったグループだから。

舘様が、この身ある限りずっと守ると決めたグループだから。

 

そうやってSnow Manを守ろうとするメンバーがいる限り、

彼らは大丈夫だと思うんです。

 

 

 

まだ走り出したばかり。ゴールはどこにも無い。

ただ9人で肩を組んで一歩一歩、目の前の夢を1つ1つ叶えながら進んでいくだけ。

スタートダッシュで石に躓いて転んだっていいじゃない。

隣には転んだあなたを支えるメンバーも、その傷に絆創膏を貼ってくれるメンバーも、背中を叩いてくれるメンバーもいる。

きっとあなたのために、彼らは今よりもっともっと強くあろうとしてくれるはずです。

そして何よりあなたには、出遅れた分だけ仲間と共に全速力でひた走る力もある。

Snow Manは、もっともっと大きなグループになる。

 

だから私はこれまでもこれからも、Snow Manの今後に期待し続けます。

最高の景色、見ようね。

 

 

 

最後に、滝沢歌舞伎2014で滝沢さんがSnow Manに手紙を書いた際に、ひーくんに向けたメッセージを抜粋し、この記事を締めくくらせて頂きます。

 

「大丈夫。君にはSnow Manもいるし、俺もいるよ。

 そして、みんなもいる。」

 

 

推しを推すと決めた日

2月9日。

『肉の日』以外に大した記念日も制定されていなさそうな今日は、私のライトすぎるヲタ活における個人的な記念日です。

語彙力が無いくせにやたら文章にしたがるタイプの面倒くさいヲタクなので、Snow Man担としての私の"今"をここに書き留めておきます。

 

 

1年前の今日、私の姿は京都南座にありました。

ちょうど12時前頃。

母と共に京都駅からタクシーに乗り、

南座前の交差点は信号が変わるのが早い。

そのくせ交通量が多いから、待てど暮らせど進めない。

慣れた方だと、信号待ちの間に降りて行きはります。」

と言う運転手さんの言葉に

(それは京都語で、今ここで降りろという意味か…?)

などと邪推しながらも、よそ者らしい図々しさで四条通で下ろしてもらい、開演までは時間があるから、と建仁寺をぶらついていた、2019年2月9日。

 

今日は、1年前の私が「目黒蓮を推すと決めた日」。

 

そもそも、受験と病気をきっかけにジャニヲタを離れて久しい私が、なぜ『滝沢歌舞伎ZERO』を観に行くことになったのか。

そのきっかけは、母がチケットを取ったことでした。

元担の影響で滝沢歌舞伎の存在を知り、過去の円盤を買い集め、

「一度は滝沢歌舞伎を観に行ってみたいね」と言い続けて7年。

「でも東京は遠いから、なかなか行けないね」と見送り続けて7年。

私が自分の人生で頓挫している間に、“滝沢”歌舞伎を観ることは二度と叶わなくなりました。

“推しは推せる時に推せ”とはよく言ったもので、悲しい哉、私はそれを、身をもって知ることとなったのです…。

 

さて、私のジャニヲタ人生における最大の後悔のお話はさておき、そんな憧れの舞台『滝沢歌舞伎』がその語尾に“ZERO”を付し、主演をSnow Manに据えて、京都南座にやってくるという話に、真っ先に飛びついたのは母でした。

私同様、“滝沢”歌舞伎をその目で見ることの叶わなかった後悔を感じていた母は、持ち前の行動力ですぐさまチケットを取り、大学に進学し体調も安定した私に

「歌舞伎が京都に来る。1人で行くのは寂しいから付き合って!!!」

と懇願してきたのです。

 

 

「いやぁ、でもタッキーじゃないんでしょ…?」

 

 

そう返した私を、1年越しに今ここでグルグル巻きにしてシバきたい…!

(分かる方には分かる、WESTネタ笑)

そんなこんなで母の頼みは断れない娘は、渋々京都南座へ赴くこととなったのです。

 

 

そうは言っても、私が知る滝沢歌舞伎の記憶は2012年で止まっていました。

ちょうど現ジャニーズWESTの4人が、関西Jr.から選抜隊で出演していた年。

そして、6人がSnow Manになった年。

 

あれから7年が経ち、演出も大きく変わっているに違いない。

観劇するなら、少しでも予習をしておきたい。

という持ち前のヲタク根性で滝沢歌舞伎2018の円盤を購入し、私はそこに目黒蓮を見つけたのです。

 

第一印象はあの特徴的なテクノカットと、遠目で小瀧望

めちゃくちゃ小瀧望。どう見ても小瀧望

とにかく小瀧望。シルエットが小瀧望。(語彙力崩壊)

 

あれ、小瀧さんいつの間に歌舞伎に?と疑ってしまうほどとにかく小瀧望で(だから語彙力)、名前も分からなかった私の目黒さんへの呼び名は「のんちゃんに似てる子」。

ごめんね、ほんと…小瀧さんライトに推してたからさ…

 

Snow Man増員の一報が私の元に飛び込んできたのは、その矢先のことでした。

 

 

ラウール…?え、向井康二…!?!?!?

そして小瀧!!!!!!!?!?!?!?(※小瀧ではない)

 

 

いやビックリするよね…

だってつい先日気になった子が、「Snow Man新メンバー」として新聞に載ってるんだもん…

学校で好きになった子が、母親の再婚相手の連れ子だったみたいな衝撃よ(分かりにくい例え)

 

先程「元担の影響で滝沢歌舞伎を知った」と書きましたが、

Snow Manは元担直属の後輩なので前身グループ時代からよく知っていて、

滝Channelなんかにもよく登場してタッキーにドッキリをかけられまくって、

その度に全員でぴーぴー泣いちゃうそれはもう可愛い存在、

元担のデビューイベントのお手伝いにも来ていて、

何なら滝沢革命の時に帝劇の地下で暇つぶしをしていたら、

駅の改札を抜けてくる阿部ちゃんとすれ違ったこともある程馴染みのあるグループで。

 

そんなグループに、あのテクノカットの小瀧さんが…?(※小瀧さんではない)

 

とまぁこれだけ書いておきながらも、目黒さんに関して思ったことはその程度で、後はひたすら康二くんの心配をしていました。

元エイターにとっては、関西の息子だもん…。

関西とは絶対にノリが違うSnow Manに入って、馴染めるのか。

1人浮いてしまうのではないのか。どうして康二くんを選んだのか。

康二くんはSnow Manに必要な存在なのか。康二くんが抜けた関西は、どうなる。

スノ担の皆様が言う通称「あの日」、私はそんなことを考えていました。

 

大丈夫です、1年前の私。

康二くんはSnow Manで楽しそうにしています。

当初猛アタックをかけていたしょっぴーはお家に泊まりにくるようになり、

舘様とはよくご飯に行くようになり、ふっかに膝枕してもらい、

その他にも書き切れないくらい沢山の絆を8人と繋いでいます。

そしてあなたの言う「テクノカットの小瀧」の物真似を楽しそうにして、

お尻をキックし、胸を揉んでいます(語弊)

 

めめこじの話はさておき、私は目黒さんに対しては前述したように

「学校で好きになった子が、母親の再婚相手の連れ子だった」

みたいな感情を抱いたまま、『滝沢歌舞伎ZERO』を観劇したのです。

 

席は2階席2列目下手側。

お顔はよく見えなくても、8人が晴れやかな表情で笑っているのが分かった。

ピンクのお袖が可愛いお衣装に、大量の桜の花びらが降った時、私は泣きました。

その演出は2010年に見た、平将門のラストシーンによく似ていて。

 

レポを書こうと思って観劇した訳じゃないし、1回切りの観劇で予備知識も少なかったから、正直細かい演目はほとんど覚えていません。

ただ幕が上がった時、そこに立つ8人の姿がとても美しくて、訳の分からない感情で胸がいっぱいになったことだけはしっかりと覚えています。

 

公演終わり、帰りの電車内で名前の付けられない感情を抱いたまま、人生で初めて“Snow Man”で検索をかけました。

そこで歌舞伎レポと共に私の目に飛び込んできた、新加入の3人に向けられた無数の刃を、私は絶対に忘れません。

大きく傷つけられた3人の綺麗なお顔と、それから目黒さんのブログ。

即座にWebに加入し、目を通したその文章からは、22歳の精一杯の強がりと、皮肉のような言葉の後ろに隠れた彼の悲痛な叫びが聞こえた気がして。

あれほど痛いくらいに行間から書き手の気持ちが真っ直ぐ伝わってきた文章は、後にも先にもあれが初めてでした。

 

この子が紡ぐ物語が見たい。

このどこか幼く、それでいて真っ直ぐで、強くあろうと必死にもがく

1人のジャニーズJr.が紡ぐ物語を、その無限の可能性を、

そして彼を待つ計り知れない未来を、見届けたい。

 

そう思った時、私は目黒蓮を、自分の人生で4番目の推しと決めたのです。

 

 

当初は目黒さんの人間性がイマイチ掴めず、「見誤っていたらどうしよう」などと余計な心配もしていました。

ヲタクである以上、どうしても推しに「こうであって欲しい」という期待と、そうでなかった時の失望は付き物で。

ヲタクってほんと、面倒くさい生き物よね(;´∀`)

 

あれから1年。

 

目黒さん。

あなたは期待を裏切るどころか、いつもその遥か上を行ってくれますね。

お陰で私のあなたに対する「こうであって欲しい」という意識は、次第に消えつつあります。

あなたに期待しなくなったんじゃない。

純粋に、あなたが紡ぐ物語を、劇場の真っ赤なベルベットの観客席に座り楽しめるようになりました。

大笑いすることもあれば、手に汗握ることもある。もちろん、涙することだって。

いつかは私がこの席を立ち、別の子の物語を観るようになるかもしれない。

いつかはあなたが、その物語に幕を下ろす日が来るかもしれない。

それでも。

1年前の今日、この観客席に座ろうと決めたことを、私は一生後悔しません。

 

 

2月9日。

『肉の日』以外に大した記念日も制定されていなさそうな今日は、

私が推しを推すと決めた日。